ニットの毛玉を一つずつ切るのが大変…毛玉クリーナーを買う前に確認したい3つのこと

ニットに広がった毛玉を一つずつハサミで整える作業に時間がかかっている様子 暮らし

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着ようとしたニットを見ると、毛玉が広い範囲にできている。

手持ちの小さなハサミで一つずつ切れば取れるものの、数が多いと時間がかかります。

こんなとき、すぐに毛玉クリーナーを買う必要はありません。

まずは毛玉の量と衣類の状態から、次の3つに分けて考えます。

今の状態まず考えたい方法
毛玉が少量・局所的小さなハサミで慎重に処理できるなら買い足さない
広い範囲に毛玉があり、一つずつ処理する負担が繰り返される衣類に使用できることを確認して毛玉クリーナーを検討
高価・繊細な衣類、使用できるか判断しにくい衣類無理に機械を使わず、衣類の表示を確認したり専門店へ相談したりする

この記事で考えるのは、「毛玉があるから毛玉クリーナーを買うか」ではなく、「ハサミで一つずつ処理する負担を、機械を使う方法へ替える必要があるか」です。

そのうえで、手持ちの衣類に安全に使えるかを確認します。

毛玉が少ないなら、まずはハサミで十分か確認する

毛玉が数個しかない、袖口など一部分だけ気になる。

この程度なら、手持ちの小さなハサミで慎重に処理できれば、新しい道具を増やす必要はありません。

毛玉クリーナーを検討しやすくなるのは、

  • ニットの広い範囲に毛玉ができる
  • 一つずつ切る作業を負担に感じる
  • 同じような手入れが繰り返し必要になる
  • その衣類を毛玉クリーナーで処理できる

といった条件が重なる場合です。

ここで変わるのは、毛玉を取るという目的ではなく処理のしかたです。

ハサミでは毛玉を一つずつ確認して切ります。

毛玉クリーナーでは、衣類を平らにしてシワを伸ばし、刃のある面を軽く生地へ当ててゆっくり動かします。

広い範囲の毛玉を一つずつ切ることが負担になっているなら、この作業方法の違いに意味があるかを考えます。

毛玉クリーナーを買う前に確認したい3つのこと

1.その衣類を平らにして、安全に処理できるか

今回候補にするテスコム「毛だまトレタ」スタンダードタイプ TKD40A-Wは、セーターなどの毛玉処理に使える毛玉クリーナーです。

ただし、「ニットだから使える」と素材名だけで判断しないことが重要です。

取扱説明書では、毛玉を取りたい衣類を平らな場所へ置き、シワを伸ばして使うよう案内されています。

一方、使用できないものとして、

  • モヘア・アンゴラ・カシミアなど毛足が長いもの
  • シワを伸ばしにくいもの
  • 薄い生地やレース、ストッキング
  • 縫い目や刺繍などがある部分
  • アップリケや布が重なる部分
  • 布に凹凸がある部分
  • ほつれたり、生地が薄くなったり弱くなっている部分

などが示されています。

ファスナーや金具の周辺も、刃を引っかけないよう注意が必要です。

購入前には「ニットかどうか」だけを見るのではなく、実際に毛玉を取りたい部分を平らにでき、刃を安全に当てられる状態かを確認します。

使用するときも、衣類を着たまま処理してはいけません。

判断しにくい衣類や高価・繊細な衣類なら、無理に機械で処理せず、衣類の表示を確認したり専門店へ相談したりする方法もあります。

2.0.5〜2.5mmを「生地の厚さ」と勘違いしていないか

TKD40Aには5段階の風合いガードがあります。

調整できる高さは0.5mm刻みで0.5〜2.5mmです。

ここで注意したいのは、0.5〜2.5mmは「対応できる生地の厚さ」ではないことです。

調整するのは、処理後に残す毛足の長さです。

高く設定するほど残る毛足が長くなります。

そのため、「ニットが何mm厚なら使える」という数値ではなく、衣類の毛足に合わせて調整するための機能として考えます。

取扱説明書では、はじめは高めに設定して試し、少しずつ低く調整するよう案内されています。

使用前には目立たない部分で試し、衣類の状態を確認してから進めるのが基本です。

3.毛玉を取ることより、生地を傷めるリスクを確認したか

毛玉クリーナーで最も避けたいのは、毛玉だけでなく生地や凹凸まで巻き込み、衣類を傷めたり穴を開けたりすることです。

TKD40Aは直径51mmのカッターと6枚の内刃を備えています。

これはハサミで毛玉を一つずつ切る方法とは異なり、刃のある面を衣類へ当てて動かして処理する構造です。

だからこそ、広い面を処理できることだけでなく、刃を当ててはいけない場所を見分けることが重要になります。

衣類は平らに置いてシワを伸ばし、外刃を軽く当ててゆっくり動かします。

強く押しつけると、生地を傷めたり穴を開けたりする原因になります。

縫い目・刺繍・装飾・布の重なり・ほつれなどがある場所を、そのまま平らな面と同じように処理しないよう注意します。

買っても「毛玉の手入れ」がなくなるわけではない

毛玉クリーナーを導入しても、衣類の手入れそのものが不要になるわけではありません。

TKD40A-Wは乾電池式で、使用には単3形アルカリ乾電池2本が必要です。乾電池は別売りで、充電式電池は使用できません。

さらに、

  • 衣類を平らな場所へ広げる
  • シワを伸ばす
  • 衣類に合わせて風合いガードを調整する
  • 毛くずがたまったらダストボックスから捨てる
  • 刃や風合いガード周辺を掃除する
  • 電池が消耗したら交換する

といった作業は残ります。

つまり、「毛玉取りが不要になる」のではなく、「ハサミで一つずつ切る作業を、毛玉クリーナーを動かして処理する作業へ替える」と考える方が実態に近くなります。

毛玉を取っても、傷んだ繊維そのものが元へ戻るわけではなく、今後の毛玉発生を防ぐものでもありません。

同じ衣類で毛玉を繰り返し除去すれば、そのたびに生地へ刃を当てることにもなります。

毛玉ができるたびに無制限に削るのではなく、衣類の状態を見ながら手入れすることが必要です。

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TKD40A-Wが候補になるのはこんな場合

今回の商品を検討しやすいのは、

広い範囲の毛玉を一つずつハサミで処理する負担が繰り返される


↓


毛玉を取りたい衣類を平らにしてシワを伸ばせる


↓


毛足・薄さ・ほつれ・縫い目・刺繍・凹凸などを確認し、毛玉クリーナーを使える


↓


電池交換や毛くず処理、清掃が増えても、ハサミで一つずつ処理する方法から替えたい

という場合です。

反対に、毛玉が少量しかなくハサミで困っていない場合や、処理したい衣類が毛玉クリーナーを使いにくい状態なら、TKD40A-Wを買う必要はありません。

まとめ|「毛玉の量」と「その衣類に使えるか」で判断する

ニットに毛玉があるだけなら、毛玉クリーナーが必要とは限りません。

少量・局所的で、小さなハサミを使って慎重に処理できるなら、まずは手持ちの道具で十分です。

一方、広い範囲の毛玉を一つずつ切る負担が繰り返され、その衣類を毛玉クリーナーで安全に処理できるなら、毛玉クリーナーへ作業方法を替える意味が出てきます。

購入前に最も確認したいのは、素材名だけではなく、毛足の長さ、生地の薄さ、ほつれ、縫い目や刺繍などの凹凸を含めて、実際に処理したい部分へ安全に使えるかです。

0.5〜2.5mmも生地厚ではなく、残す毛足を調整する数値として確認してください。

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